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建築の寿命(いのち)
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    またまた久々です。


    今回は建築の寿命についてです。


    最近見た建築雑誌(確か新建築)で新しい建築作品を紹介するその写真の中に、以前働いていた事務所の作品(ホテル)が遠景で小さく写っていて、その建物の上に、なにやらタワークレーンらしきものが乗っかっており、もしやと思い、上野まで行ってきました。そして、不忍池まできて見たのが上の写真。
    近隣から景観的にどうかとか指摘されたこともありましたが、そのシンボリックなエレメントは、60年代のメタボリ(メタボリックシンドロームではありません)建築の結晶です。このホテル建築(旧ホテルソフィテル東京)、わずか15年という短命で、このような姿となってしまいました。まことに残念です。
    ちなみに、写真右側の高層建物は最近出来たらしいタワーマンションのようで、こちらはデザイン的にはごらんの通りの姿ですが、こちらは近隣からはすんなり受け入れられているのか、知りたいところですが。


    ここ最近、高度成長期に日本の建築界を牽引してきた建築家(巨匠)たちの建築が次々に解体された、若しくはされようとしています。
    コノ建築家(菊竹さん)の作品は他にも東国春知事で注目を集めている宮崎県の都城市というところの市民ホールが、議会決議により解体が決まったと先ごろ報じられてました。
    また、都知事選で頑張られた黒川さんの中銀カプセルタワーやソニータワーなども同じ状況のようです。


    建築はいつまでも新しいままではなく、当然古くなるわけで、ただ古くなることでまちにとって負のイメージになるとか、機能しなくなったとか、また、公共建築の場合維持管理に多額の設備投資が必要になるなど現実的な問題もあり、すべて同じようには考えられないとは思うのですが、我々の考えや行動で少しでもこうした建築遺産の寿命が長くなるのであれば、何とかしたいところですが。。。。。
    | 建築・まちづくりのこと | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
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