<< 梅雨の晴れ間の夕日 | main | 「伊東豊雄」展 東京オペラシティー >>
この人はなに?
0
    なにもの?

    久々です。
    今回は、こんな人もいるのか?という少し前向きな話です。

    先週末の午前中、東京は日本橋近くを歩いていたときのことです。
    日本橋の橋の手前を歩いていたら、トランペットの演奏が聞こえてきまた。
    休日だし、人通りもまばらだし、若者かストリートミュージシャンが練習でもしているのかと思い特に気にしないで歩いていたら、その音は徐々に大きくなり、橋のすぐ脇のちいさなサンクンガーデン(歩道脇の道路面より下の小さな公園)から聞こえてきていました。どんな人が演奏してるのかとちょっと様子をうかがってみると、予想に反して50代前後のごく普通のオッサンが一人この暑いのにダラダラ汗を流しながら必死な形相で吹いている。さらにそのオッサンのまん前には何やら建築のA1サイズのプレゼンパネルが10枚程度並べられている。パネルには日本橋再生の計画案がCGでなく見事な着彩フリーハンドの表現で描かれている。
    このミスマッチな雰囲気の中でこの人はいったい何者?と思いながらパネルをじっと見ていると、その人は突然演奏をやめて機関銃のようにしゃべりはじめました。
    なんでも、彼は小さい頃から日本橋で育ち、比較的最近までここで設計事務所を構えて都市計画や建築の仕事をしていたらしい。このまちに対する思いが強く、日本橋がこのままではまずいと思い、自分でインフラ整備を含んだ建築プロジェクトを立案した。行政や都市関係各所に提案したが聞くだけ聞いておしまい。こうなればとことんやろうと思ったのか、現在彼は仙台の大学で教鞭をとっているため生活の主軸は仙台にあるにもかかわらず、この1年半の間ほとんど毎週末上京してこの同じ場所でこのパフォーマンスをしているのです。
    反響はあるのか聞いてみると、関心ある人ない人様々。しかし、興味を持ってみてくれる人とコミュニケーションするのが楽しいし、そこにやる意味を感じているようだ。今後は様子を見ながらあと半年は続けたいとのこと。
    こうして毎週末つづけるからには彼なりの着地点があると思うが、なかなか一人で出来ることではないし、同じ建築人としてこのエネルギーには脱帽してしまった。
    | 建築・まちづくりのこと | 01:38 | comments(1) | trackbacks(0) |
    コメント
    楽しく読みました。
    東京にはいろいろと面白い事を考える、元気なな人がいますね。
    米子でやるとどんな事になるのですかね?
     へんな奴!
     頑張ってるな!
    せめて無視だけはしてほしくないですね。
    | たなか まさお | 2006/09/01 12:03 PM |
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://column.yonagokenchikujuku.com/trackback/541892
    トラックバック