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このごろごろ。。。その壱
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    こんにちは、しろえだです。
    すみません、順番が来ていたのに何を書こうかと考えていたら今日になってしまいました。

    というわけで、今日はちょっと自分の関心事のひとつでも書こうかなと。。。


    みなさん(塾生だけではないですよ。。。広くみなさんです)は、お住まいの住宅に使われている木材がどこで育ってきたかご存じですか?
    木材だけではなく、いろんな材料がどんなものかご存じですか?
    そして、それを一つの『住まい』にしてくれた方々とそのお仕事をご存じですか?

    私は恥ずかしながら、建築に携わる身でありながら詳しくはまだわかっていません。
    日々勉強中です。


    学生の頃(といってもつい最近ですが。。。)、「建築」について学んでいたんですが、そんな当たり前のことを知らない自分に気づきました。
    と同時に、環境系の大学に通っていたこともあり、これからの建築を考えて(活動して)いくにあたって、環境問題と建築は切っても切れない関係にあることから、一つのテーマに絞って研究と絡めて活動をしてきました。
    それは、地域材を使った住まいづくりです。(前説が長くなってすみません。。。)
    「地域材」と一言で言っても、人によってとらえ方が変わり、ましてや「地域」をどこまでと限定するのはとても難しいことです。行政区域で分けるのはある意味簡単なことかもしれませんが、そんな安易なものではないと思います。
    とは言え、ここでは「県産材」ということで話を進めたいと思います。



    そうそう、みなさんは最近、米子道を走ったことはありませんか?
    そして、あることに気づいた方はおられないでしょうか?

    そう、台風によってなぎ倒された木々が散乱する山々です。
    現在こんな山が、日本の各地にあるそうです。
    一見、緑が青々と生い茂り、自然豊かな美しいと感じる山々が、実は今かなりのストレスを感じているそうです。
    一度人の手が入った山には、それ以降継続して手を加え続けなければならないそうです。
    でも、それを行える人々が減っています。


    山を手入れしても日々の糧にならない。。。
    それは、昔のように間伐した木々が薪として利用されることもほとんどなくなり、また何よりも、これだけめまぐるしく立ち並んでいく住宅があるのに、そのほとんどが輸入材で賄われていることに起因するのではないのでしょうか。。。それも安い値段の。。。

    実際にはそんなに高くないんですよね、国産材。銘木とかになれば話は別ですが。

    だいたい輸入材の値段も含めて、現在一般的(と、言いたくはないのですが)に売りに出されている住宅の金額を見ると、なぜそんな金額で出来るのかと言いたいくらいのものが多々あります。
    (「『売りに出される』という事自体、住まいづくりにナンセンスなことはない!」と声高く叫びたいと思う私ですが、今回はそれについて特にコメントしません)
    ま、中にはいい値段のものもありますが、実際その中で使われている木材などの値段は、本当に安いものです。(では、何に使われている?   ま、それも今回はコメントをしません。。。というより、教えてもらいたいくらいですわ。)
    そんな値段で、今ある日本の山の木を使おうと思えば、それはもう不可能に近いでしょう。てか、そんなことはやってはいけないことです。
    木材は、製材としての値段が全てではありません。
    40年、50年(以上)と手間ひまをかけて育て上げてはじめて、一人前の住まいの木となります。
    そして、伐られた木は、乾燥され、製材され、そして大工の手によって住まいの骨格になるのです。そんな過程を見ていると、決してあの金額では住宅は建てられないと思うのではないのでしょうか。
    (「木」だけではありません。職人さんたちの仕事に対してもです)

    もし、みなさんが手塩にかけて育てたお子さんが、ちゃんちゃらおかしい評価などされれば腹が立つでしょう?
    木材だって、住まいだってそうです。手塩にかけてつくった職人や林家、製造者がいます。
    もっと、その辺りを知ってもらいたいなと思っています。



    こんな風に、偉そうなことを言っている私ですが、私もある活動に参加させてもらってからこのようなことを感じることが出来るようになりました。


    ちょっと紹介をさせてもらうと「大津の森の木で家を建てようプロジェクト」という、滋賀県で行われている、顔の見える住まいづくりを実践していく活動です。(まだまだ、模索段階です。。。でも、とってもみなさん元気で、参加するだけでとっても元気をもらえます。その上、楽しく、勉強までできてしまう、楽しい活動です☆)
    実際に山の木を伐らせてもらったり、伐られた木が山から搬出される様子や、乾燥・製材、そして大工さんの手によってきざまれ住まいとなっていく過程を追って見ていけます。頭のなかで思い描くよりも、実際に触れることで、よりそれを身近に感じることが出来ます。
    滋賀県にはその他にも、形は違いますがこういった活動がいくつも行われています。

    (米子建築塾の塾生でありながら、他県の活動をアピールするのはナンセンスと思われる方もおられるかもしれませんが、私はそんな活動に参加しながら、この鳥取、山陰の地でもそのような住まいづくりを模索していきたいと考えています。建築塾でも、考えていけたらなとも思っています。)


    地域材を使った住まいづくりは、何も難しいことではなく、まずは住まいをもっとみなさんの身近なものに感じてもらい、そして愛着をもって住まうことを考えるてもらう第一歩だと考えています。難しいことは、その先で徐々に考えていく、そんなスタンスでもいいんじゃないかなと。。。まずは、楽しく感じる!
    なにごとも、楽しいと感じることは重要ですよね☆

    例えれば、食材に対してとても気を使うようになってきたものを、住まいにももっと気にかけてみませんか?と、、、本当においしいものを食べると、ほっこりしますよね♪
    おいしいものを食べるためには、結構情報を仕入れたりしていませんか?
    住まいもまた食事と共に、「衣食住」と言われるように、生きる上で切っては切れないものです。
    そんな「住まい」が、得体の知れないものでいいですか?




    と、なにやら、収拾がつかなくなってきましたねぇ。。。
    かなり長くなっています。。。m(_ _)m
    当初の「ここでは地域材を県産材としてお話しします」はどこへいったのやら。。。


    ま、つれづれと。。。なので、特にまとめずに終わりたいなと思います。
    この地域材を使った住まいづくりはいろんな可能性を秘めています。
    そしていろんな要因をはらんでいて、一筋縄ではいかないものだと思います。
    今回書いたことも、ほんのさわりを触れただけです。。。
    しかし、かといって、何も特別な活動でもないと思っています。
    「住まいづくり」本来の、ごく当たり前なことを忘れかけている現代に「喝!!!」ってなところではないでしょうか?
    (表現、あんまりよろしくないですね。。。お粗末様です)
    今回これを読んでいただき、ちょっと頭の片隅にでも置いていただき、山やまちを見てもらえたらなぁ。。。といったところです。

    また機会があればつれづれと綴ってみたいと思います。

    それでは、今回はこの辺でおしまいです。
    でわ。。。
    | 建築・まちづくりのこと | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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